#ビヨサイユ宮殿
演劇女子部 BEYOOOOONDS 主演舞台「ビヨサイユ宮殿」
鑑賞してきました!(11月18日 18:30~公演)
※ネタバレ余裕であります
※配信もあるみたいなので観劇後にご覧ください!
アラビヨーンズナイトでビヨ舞台の面白さに魅了され、眠れる森のビヨでは深い谷に突き落とされる衝撃を味わう。
そして今回のビヨサイユ宮殿を迎えました。
ここだけの話
「眠れる森のビヨwww 変な名前wwww」
とか抜かしていたら、まんまと闇に葬られた前回がトラウマで…
「ビヨサイユ」というツッコミたくなる名前であったとしても警戒を怠ることなく、その全貌をこの目で確かめてきました。
結論からいうと…めっちゃ楽しかった!!!幸せ!!!
- 演劇女子部 BEYOOOOONDS 主演舞台「ビヨサイユ宮殿」
- 一人一人の完成度と解像度の高さ
- リラ様よ あゝリラ様よ リラ様よ
- 最大の理解者、マリーを王妃たらしめたのは…
- まとめ
- おまけコーナー:ブルボーンズオタ妄想大会
一人一人の完成度と解像度の高さ
今回の舞台を見て最も強く感じたこと、それは
「本物がいる!!」
ということでした。
舞台上にいたのはBEYOOOOONDSではなく、王宮貴族であり、BURBOOOOONSそのもの。そうしたキャラクター一人一人の深くこだわりの詰まった作り込みに感激し、やはりBEYOOOOONDSだからこその高いクオリティ……
前回の眠れる森のビヨや普段のライブでも感じていたものを、今回はかなり強く味わうことができ、ビヨサイユ宮殿という舞台の完成度と解像度を高めていました。
中世フランスの王宮貴族
中世フランスでのマリーアントワネット、リーナ、ルイ16世、ルソー、皆とても魅力的でした。中でも、特に「作り込み」といったキャラクターのクオリティで見た時にデュバリとドミニクの振る舞いは素晴らしかったです。
彼女らは王宮貴族であり、「パニエ」と呼ばれるドーム型で大型のスカートをまとったドレスを着用しています。ですが、当然島倉りかさんも高瀬くるみさんも普段からドレスを着ているわけではありません。
にもかかわらず、舞台に居たのは気品がありながらも、肩で風を切りながら歩く、傲慢でプライドの高い王宮貴族そのものでした。
(モノホンの貴族見たことないけど)
デュバリは「憎めない」とまでは流石に言えない(わりかし最後まで嫌な奴ではあったので)ですが、絶妙に愛らしさが詰まっていて魅力的でした。ジラ(アラビヨ)、タマエ(森ビヨ)に続く、高瀬くるみにドハマりな役…
ドミニクも途中までは意地悪でしたが、素直な所もあって常に上品な姿が素敵でした。
そんな二人がマリーアントワネットに「帰れ!!!」と歌うシーンのギラギラ感は圧巻。ビヨの中でも「憑依」型な高瀬島倉ペアの本領発揮という感じで、悪女ながらもキャラクターとしては非常に作り込まれていて魅力的な人間でした。
BURBOOOOONS with社長
王宮貴族はもちろんでしたが、やはりブルボーンズの一人一人は本当にすごい…
それこそ「本物のブルボーンズがそこにいた」という感覚を味わいました。
THE正統派アイドルの笑顔でハキハキとしたカメリア
カワイらしさと笑顔の裏には気の強い一面も覗かせるマグリット
おどおどしていて自信なさげに見えてもアイドルへの想いは人一倍なイリス
アニメや可愛いものが大好きでファンをメロメロにするあざとさを持ったコクリコ
そして気品があり立ち姿の美しく凛としたプライドの高さを見せつける我らが姫君リラ様………あぁリラ様……
この書いたとおりの人間が目の前にいたんです!信じてください!!トトロいたもん!!!嘘じゃないもん!!!!
それぞれでキャラクターが際立っていて、立ち姿、ダンス、歌、所作、その全部がブルボーンズそのもの…
BEYOOOOONDSではなくBURBOOOOONSという全く別のアイドルが現れたことが衝撃的すぎて、BURBOOOOONSが現実に存在すると信じてやまないオタクになってしまいました…
特にイリスは、普段の桃々姫とは全くの別人でした。
顔のこわばり、声の震え、緊張で手をギュッと握る姿、なんとか一歩踏み出そう自分の気持ちを伝えようとするときの必死さ…イリスという存在の解像度の高さが伝わってきました。
社長の桜木香奈も若々しさが無いわけではないのに、不思議とブルボーンズよりは年上に見える、頼りがいがあって堂々としていました。
ちょうど観劇した11月18日公演のカーテンコール担当は小林萌花ちゃんで、桜木を演じているときのブルボーンズへの向き合い方に小林萌花として持っているビヨーンズへの想いが影響しているというような旨のことを言っていました。
(曖昧な記憶)(違ったらマジですいません)(ほのぴブログ読んだけど多分大きくは間違ってない)
桜木としてのブルボーンズへの愛、小林萌花としてのビヨーンズへの愛、そこが深くリンクした「やさしい世界」だからこその雰囲気だったのかなと思います。
余談なんですが、桜木にメガネかけて欲しかったですね…メガネ桜木絶対かわいいやん………頼む…
リラ様よ あゝリラ様よ リラ様よ
BURBOOOOONSがこの世の現実に存在していると信じてやまない一般男性、リラ様爆推しオタクになる。
キリっと鋭く凜々しい視線、一つ一つの所作に自信が満ちあふれていて堂々としている佇まい、片方に流したヘアスタイルの美しさ、モデルのように整っているビジュアルとスタイルの良さ…
あゝリラ様の全てをお慕いしております…
「冷たい」と言う人もいるでしょう、ですがそこも素敵ではありませんか。
しかも聞いた話によると、握手会で「あんたいつも来てるわね、暇なの?まぁでも、ありがとう。」っておっしゃっていただいた人がいるらしいですよ!?ヤバくないですか!?!?
塩対応なんかじゃなくて塩竃焼きを木槌で割ったら中から鯛出てきたみたいなものじゃないですか!!!(?????)
常に美しくクールだからこそ、謁見中に目が合ったときの微笑みに落ちてしまうんですよね。これまでクール系にハマる経験が無く、自分でもマジで驚いているんですが、BURBOOOOONSを見ている内に、リラ様に僕の全てが奪われてしまっていました。
っていうブルボーンズのオタクレポでした。ここからは「舞台を見ていた僕」の視点から普通に話します。
舞台前半の冷たいリラ様もとっても素敵ですが、後半にかけてブルボーンズへの想いが強くなった姿も美しかったです…
「ブルボーンズのテレビ出演が決まった」と桜木社長から聴いたときには、カメリアがカメラマン、リラ様が被写体となって二人ではしゃいでいました(マジで可愛かった)。
また「ブルボーンズはソロデビューへの踏み台」と言っていたリラ様が事務所存続後に「ブルボーンズみんなが主役」とグループへの想いを語る所に惚れ直しました。
マリーとの別れでは、涙を拭き取るかのような仕草も見せており、ブルボーンズとのマリーとの出会いと過ごした日々が、リラ様をさらに美しくしたのだなと感じます……
いや~、ヒレカツを「魚のヒレ」だと勘違いしていたり、「鶏肉」が鳩なのかニワトリなのかわからなかったり、肘を指して「これなんて言うんだっけ」と突然言い出したりする人とは似ても似つかないですよね…
え、演じている人がその人だって……???
最大の理解者、マリーを王妃たらしめたのは…
How to start a movement
話は少し変わりますが、TEDトークの「社会運動の起こし方」をご存知ですか?
端的に言うと
「社会運動を起こす中で最初のフォロワーはリーダーと同等の存在価値があり、そのフォロワーは過小評価されている」
という話です。
より詳細に説明すると
まず、社会運動を起こすためには、まずはパイオニアとなる一人の勇敢な人間が必要です。
そこに最初の仲間(フォロワー)が現れ、どんな風について行けば良いのかを他に示します。そしてパイオニアはリーダーとなります。
3人目、4人目とフォロワーが増えると同時に参加するハードルも下がり、やがて社会運動は大きくなっていく。
これがお話の流れです。
ここで最も重要なのは「最初のフォロワー」の存在。
彼が存在しなければ、最初に行動を起こした一人がリーダーになることもなく、その他の仲間が集まることもありません。
「最初のフォロワー」という高いハードルを果敢に飛び越えて仲間となり、周囲にその振る舞い方を、身をもって示しました。
TEDトークではそれを
最初のフォロワーの存在が一人のバカをリーダーへと変える
と表現しました。
リーダーを志向するだけでなく、何か面白いことをやっている孤独のバカを見つけたら、その最初のフォロワーとなって輪を広げよう、という教訓です。
最大の理解者
さて、この話がどうビヨサイユ宮殿へと繋がるのか。
それは「リーナ」の存在です。
リーナこそがマリーアントワネットをフランスの王妃たらしめ、そしてBURBOOOOONSのセンターたらしめた。リーナはマリーアントワネットと同等、時としてそれ以上に評価されるべき存在であるということです。
マリーアントワネットには功績があります。マリー自身が皆の幸せを強く願い、考え、決意し、行動したからこそ、BURBOOOOONSはヒットすることができ、そしてフランスは無血革命を実現できました。
マリーアントワネットは確かに評価されるべきです。激励でも批判でも、誰に何を言われたとしても最終的に決断をして、行動に移したのは彼女自身であるためです。ブルボーンズをヒットへと導くことができたのも、フランスの無血革命を実現できたのも彼女の存在あってこそ、紛れもなく彼女の功績です。
ですが、そんなマリーを側で支え続けてきた「最初のフォロワー」であるリーナの存在があってこそ、物語はハッピーエンドを迎えることが出来たと思います。
リーナはいつでもマリーの最大の理解者であり続けました。落ち込むときには和ませようとしたり、話を聞いて共感したりしました。ですが決してイエスマンではなく、時には強く言葉を投げかけて激励しました。
リーナがいたからこそ、マリーは試練と闘うことができ、幸せと平和を生み出すことができました。
そう、リーナこそがマリーを王妃、センターたらしめ、その能力を発揮させるための重要な役割を果たしていたのです。今回の舞台のもう一人の主人公と言っても過言ではないと思います。
そんなリーナを演じた里吉うたのちゃんの姿は非常に勇ましく、温かで、愛に溢れていました。歌唱面でもこれまで以上に多くのパートを任され、そして全うしていました。
普段からビヨへの愛に溢れ、見守り、支えてきた立場だからこそ、このリーナという役を完遂できたのではないかなと感じます。
リーダーの振る舞い
忘れてはいけないことは、リーダーが最初のフォロワーを自分と同等に扱うべきということです。
マリーとリーナの本来の関係は王妃と侍女、立場が全く異なります。しかしマリーは古くからのリーナとの仲を大切にし、意見を聞き入れようとしました。
今回のビヨサイユ宮殿、様々なメッセージが込められていますが、僕自身が強く受け取ったものはマリーとリーナという「親友の絆」でした。
「社会運動の起こし方」がマジで大好きで、舞台を見ていて自然と頭に思い浮かんだので話題として紹介しました。
なんか途中、文の書き方がTEDトークみたいになってて笑う。
まとめ
幸せのために闘う強さ、自分だけじゃない誰かを想う気持ちの尊さ、前向きな気持ちにさせてくれるアイドルという存在への愛、親友。
そんなものたちが詰まっていて、心に強く感じた舞台でした。
そして、最初から最後まで、変わらないクオリティの歌を歌い続けたマリーアントワネットである山﨑夢羽ちゃん。彼女あってこその演劇だったなとも思います。
「○○だからこそ」って何回も言った気がする…
つまり
「BEYOOOOONDSだからこそのビヨサイユ宮殿」
でした!
とっても楽しかったです!!!!!!!!!!
P.S. 書き足りないことを独り言のように書いておくコーナー
・平井美葉にあんな感じの雰囲気の役をやらせたら右に出る者いないな……物語上に出てくるのもよかったし、やっぱりストーリーテラーとしてのルソーがあまりに魅力的すぎた
・山上、もといルイ16世なんだか絶妙にジワるのに、めちゃめちゃ歌が上手い
・ルイ16世とマリーのデュエットは、二人とも声がまっすぐな所があるからか、相性最高だった。
・コクリコはかなりみぃみっぽい。可愛い所全部詰まってるやーーーんという感じで好(ハオ)
・カメリアを見ていて「これはまさか、CHICA#TETSUのリーダーだった世界線の西田汐里か!?!?」と熱くなる
・マリーとの別れの時に、一番に口を開くのが初め一番異議を唱えていたマグリッドってのが尊すぎる
・リトルレボリューションの借金の話になったとき、A列車で行こう一岡実況の時の「初手600億円借金ムーブ」を思い出してマジで笑いそうになってしまった
・ブラウンつかさwwwwwwwwwwwwww
・山上といい、ブラウンつかさといい、紗耶ちゃんは不思議な雰囲気の持ち主だね…
・これまでも思ったけど、舞台中はあんなにセリフスラスラなのに、カーテンコールになると一気に雰囲気が変わったり噛み始めたりして、みんなかわいい。
・いつ、どのタイミング、何を要因としてタイムスリップ(?)が起こるのか、何か要因があるのかとずっと探ってたけど、全然分かりませんでした❤️
おまけコーナー:ブルボーンズオタ妄想大会
カメリア
THE 正統派ということもあり、「テレビでカメリアを見て」という新規オタはかなり多い。男女比も半々で年齢層も幅広い。
謁見中のレスも多く、握手会でもキラキラした目で見つめてくれるので安定しながらも高い人気を誇っている。
マグリッド
ステージ上でのTHEアイドルな振る舞いに魅了される新規オタも多い。それだけでなく目の肥えたコアなアイドルオタクも「彼女はプロや」と沼っている。
握手会での対応も基本的に良いが、何度も通い詰めると気の強い若干ツンデレな素の部分も見れることがあるらしく、そこからさらに沼る人も多い。
男装がトンデモイケメンだという噂があり、リアコの女性ファンもいる。
イリス
おどおどしていて自信がなさげだけども必死に頑張っている姿を見て号泣するオタクが多数。「イリスちゃん見守り隊」という全身をオレンジに包んだ集団ができており、たどたどしいMCも微笑みながら見守っている。
握手会ではその素直さ故か、ファンがドキッとするような一言をすることもあるのだとか。とあるファンは「あの、先週も来てくれてましたよね…とっても楽しそうにされていたので今日も探しちゃいました」と言われたらしい。
実は本当の沼はここにあった。
コクリコ
THEオタクと、若い女性ファンという真逆のファン層を持つ。可愛いアイドルを愛でたいオタクたちと、コクリコの可愛らしさに憧れる中高生という属性になっており、彼ら彼女らから絶大な人気を得ている。
「おまいつ」が一番多い層でもあり、いつ何の仕事をしているのかよくわからないTHEオタクが全国各地に出没している。
握手会では「謁見の時に目、合いましたよね!?」とキラキラさせた眼差しを送ってくるため、軽率に落ちるオタクも多いんだとか。
リラ様
「あゝリラ様、今日は美しゅうございます。いっいえ!決して昨日が美しくなかったと申しているわけでは…はいっっ!口答えして申し訳ございません!!私たちはリラ様の下僕にございます!!!いつ、どんな時でもリラ様の美しく、凛々しく、可憐な姿をこの目に焼き付け、その魅力をこの世の中に広めるために尽力して参ります!!!」
ここのファンが一番ヤバい。
リラ様の載った雑誌を大量に購入して他のブルボーンズファンに配布しまくったり、以前お昼帯の番組にゲストで出演した際は、録画のダビングDVDがその日に訪れたブルボーンズファン全員に行き渡ったり、ファッションショーに出た際はなぜかリラ様がランウェイを歩くの瞬間のみ最前列がリラ様の下僕で埋まったという伝説がある
(次にチラっと見た時にはいなくなっていた byリラ様)
握手会では基本的に塩対応、というかリラ様オタには塩とか神とかそういう基準が一切存在せず、謁見できるだけで至上の喜びであるとされている。
噂によるとリラ様についてや、リラ様の下僕としての教えが書かれた聖書があるらしい。
~ブルボーンズオタク妄想 Fin~
ということでこんなにクソ長くて文字数多いブログを最後まで読むような希有なあなた、本当にありがとうございます。
もちろん自分が書きたくてブログを書いていますが、あなたの存在が大きなモチベーションにもなってます!!愛してるわよ!!!!
そして既に次回のビヨ演劇女子部が待ち遠しくなっている…
次回はくるみんか紗耶ちゃんの主役とか見てみたいです!!!